📘 この本の概要
『1分で話せ』は、ソフトバンクやYahoo!で人材育成を手がけた伊藤羊一氏による、ビジネスパーソン向けの「伝える技術」の指南書です。
結論から話す・構造化して話す・聞き手の感情に訴える──というシンプルで実践的なメソッドが詰まっており、「話すのが苦手」という人でも即日使えるノウハウが満載です。
話す力は、論理力×感情力のかけ算。本書はそのバランスを体系的に教えてくれる一冊です。
🔑 要点まとめ(伝わる話し方の5つのポイント)
1. 「結論から」ズバッと言う
相手はあなたの話をゆっくり聞く時間がない。だから最初の一言で伝えたいことを言い切るのが鉄則です。
2. 話の構成は「結論 → 根拠 → 具体例」
PREP法(Point→Reason→Example→Point)を使えば、論理的に話せるだけでなく、相手の理解も深まります。
3. 感情を込めると印象に残る
論理だけでは人は動きません。表情・声のトーン・熱量など、感情を乗せて話すことで記憶に残ります。
4. 相手視点で「何を聞きたいか」を考える
話し手目線ではなく、聞き手の立場や関心を前提に話すことで、伝わり方が大きく変わります。
5. スライドや資料は「補助」である
ビジュアルは話を助ける道具。スライドに頼りすぎず、自分の言葉で語ることを意識するのが大切です。
✍️ 所感
「伝える力=仕事力」だと実感していた私にとって、この本は即戦力でした。
とくに「話は1分以内で完結できる構造を持つべき」という考え方は、商談やプレゼンの場で大きな効果を発揮しました。
スキルに自信がない人ほど読んでほしい、実用的かつ勇気をもらえる一冊です。
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